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日本の世界遺産一覧|全27件の登録年・文化/自然・所在都道府県【2026年10月時点】

2026年10月時点で日本の世界遺産は27件(文化遺産22件・自然遺産5件)。2026年7月に登録された「飛鳥・藤原の宮都」まで、登録年と所在都道府県を文化庁の一覧にもとづいてまとめました。

内容の確認日:2026-10-30

日本の世界遺産は27件|最新は2026年の「飛鳥・藤原の宮都」

2026年10月時点で、日本の世界遺産は27件です。内訳は文化遺産22件、自然遺産5件で、文化と自然の両方の価値を持つ複合遺産はありません。最も新しいのは奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」で、韓国・釜山で開かれた第48回世界遺産委員会(会期は2026年7月19日〜29日)で、現地時間7月26日に世界遺産一覧表への記載が決まりました。文化庁の発表によると、評価基準(ii)と(iii)にもとづく記載です。

その前の登録は2024年の「佐渡島の金山」(新潟県)で、2025年に新しく登録された日本の資産はありません(文化庁の一覧で、令和6年の次の記載は令和8年)。世界全体では、2026年8月現在、文化遺産991件、自然遺産240件、複合遺産42件の計1,273件が登録されており、世界遺産条約の締約国は196か国です(文化庁)。

日本の世界遺産一覧(登録年・区分・所在都道府県)

文化庁「日本の世界遺産一覧」の掲載順(登録順)に並べました。登録年は世界遺産一覧表に記載された年で、文化庁の表の和暦に西暦を補っています。所在地は文化庁の表のとおりで、構成資産が複数の都道府県にまたがるものはすべて書いています。

日本の世界遺産27件(2026年10月時点)
No.資産名登録年区分所在地
1法隆寺地域の仏教建造物1993年(平成5年)文化遺産奈良県
2姫路城1993年(平成5年)文化遺産兵庫県
3屋久島1993年(平成5年)自然遺産鹿児島県
4白神山地1993年(平成5年)自然遺産青森県・秋田県
5古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)1994年(平成6年)文化遺産京都府・滋賀県
6白川郷・五箇山の合掌造り集落1995年(平成7年)文化遺産岐阜県・富山県
7原爆ドーム1996年(平成8年)文化遺産広島県
8厳島神社1996年(平成8年)文化遺産広島県
9古都奈良の文化財1998年(平成10年)文化遺産奈良県
10日光の社寺1999年(平成11年)文化遺産栃木県
11琉球王国のグスク及び関連遺産群2000年(平成12年)文化遺産沖縄県
12紀伊山地の霊場と参詣道2004年(平成16年)文化遺産三重県・奈良県・和歌山県
13知床2005年(平成17年)自然遺産北海道
14石見銀山遺跡とその文化的景観2007年(平成19年)文化遺産島根県
15小笠原諸島2011年(平成23年)自然遺産東京都
16平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―2011年(平成23年)文化遺産岩手県
17富士山―信仰の対象と芸術の源泉―2013年(平成25年)文化遺産山梨県・静岡県
18富岡製糸場と絹産業遺産群2014年(平成26年)文化遺産群馬県
19明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業2015年(平成27年)文化遺産福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・山口県・岩手県・静岡県
20ル・コルビュジエの建築作品―近代建築運動への顕著な貢献―2016年(平成28年)文化遺産東京都(ほかにフランス・ドイツ・スイス・ベルギー・アルゼンチン・インド)
21「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群2017年(平成29年)文化遺産福岡県
22長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産2018年(平成30年)文化遺産長崎県・熊本県
23百舌鳥・古市古墳群―古代日本の墳墓群―2019年(令和元年)文化遺産大阪府
24奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島2021年(令和3年)自然遺産鹿児島県・沖縄県
25北海道・北東北の縄文遺跡群2021年(令和3年)文化遺産北海道・青森県・岩手県・秋田県
26佐渡島の金山2024年(令和6年)文化遺産新潟県
27飛鳥・藤原の宮都2026年(令和8年)文化遺産奈良県

都道府県別にみた世界遺産の数

上の一覧の所在地を都道府県ごとに数えると、最も多いのは奈良県の4件(法隆寺地域の仏教建造物、古都奈良の文化財、紀伊山地の霊場と参詣道、飛鳥・藤原の宮都)です。鹿児島県と岩手県が3件で続きます。鹿児島県は屋久島、明治日本の産業革命遺産、奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島、岩手県は平泉、明治日本の産業革命遺産、北海道・北東北の縄文遺跡群です。

複数の都道府県にまたがる資産は、それぞれの都道府県で1件と数えました。そのため、下の表の件数を合計すると27件より多くなります。世界遺産の構成資産がない県は19県あります。

都道府県別の世界遺産の数(構成資産のある資産の数)
件数都道府県
4件奈良県
3件岩手県、鹿児島県
2件北海道、青森県、秋田県、東京都、静岡県、広島県、福岡県、長崎県、熊本県、沖縄県
1件栃木県、群馬県、新潟県、富山県、山梨県、岐阜県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、島根県、山口県、佐賀県
0件宮城県、山形県、福島県、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、石川県、福井県、長野県、愛知県、鳥取県、岡山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、大分県、宮崎県

登録の流れを年ごとにみる

日本は1992年に世界遺産条約を締結し、翌1993年に法隆寺地域の仏教建造物、姫路城、屋久島、白神山地の4件が初めて登録されました。自然遺産5件のうち2件はこの1993年の登録で、残りは知床(2005年)、小笠原諸島(2011年)、奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島(2021年)です。2011年と2021年は、1年に2件が登録されました。

2010年代は、2013年の富士山から2019年の百舌鳥・古市古墳群まで、7年続けて登録がありました。その後は2021年に2件、2024年に佐渡島の金山、2026年に飛鳥・藤原の宮都と続いています。

世界遺産になるまでの手順は、文化庁が次のように説明しています。各国は、国際的な観点から価値があると考える自国の遺産を推薦し、諮問機関による学術的な審査を経て、21か国で構成される世界遺産委員会で価値や保存管理の体制が認められれば登録が決まります。飛鳥・藤原の宮都の場合は、文化遺産の諮問機関であるイコモスが2026年6月に「記載」を勧告し、7月の委員会で記載が決議されました。文化庁の発表資料(概要・第二報)の参考欄によると、委員会の決議には「記載」「情報照会」「記載延期」「不記載」の4つの区分があります。

よくある疑問

Q. 日本の世界遺産はいくつ? A. 2026年10月時点で27件です(文化遺産22件、自然遺産5件)。

Q. いちばん新しい世界遺産は? A. 2026年7月26日に記載が決まった「飛鳥・藤原の宮都」(奈良県)です。文化庁の発表資料によると、飛鳥宮跡・藤原宮跡をはじめ、キトラ古墳や高松塚古墳を含む19の構成資産から成ります。

Q. 富士山は自然遺産? A. 文化遺産です。2013年に「富士山―信仰の対象と芸術の源泉―」の名称で、山梨県・静岡県にまたがる文化遺産として登録されました。資産名には「信仰の対象と芸術の源泉」という副題が付いています。

Q. 自然遺産はどこ? A. 屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島、奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島の5件です。環境省のサイトでも、この5件が日本の世界自然遺産として紹介されています。

参考資料

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