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日本の国立公園一覧|全35か所の指定日・面積・都道府県【2026年11月時点】

2026年11月時点で日本の国立公園は35か所。1934年の瀬戸内海・雲仙・霧島から2024年の日高山脈襟裳十勝まで、環境省の一覧にもとづき指定日・面積・都道府県をまとめ、国立公園がない府県や面積の順位も示します。

内容の確認日:2026-11-01

画像はイメージです

国立公園は35か所|最初の指定は1934年、最新は2024年

日本の国立公園は、2026年11月時点で35か所です(環境省「日本の国立公園」)。最初の国立公園は、1931年に制定された国立公園法にもとづいて1934年3月16日に指定された瀬戸内海・雲仙・霧島の3か所で、もっとも新しいのは2024年6月25日に指定された日高山脈襟裳十勝国立公園(北海道)です。都道府県別では北海道の7か所が最多で、茨城県・千葉県・愛知県・滋賀県・大阪府・佐賀県の6府県には国立公園がありません。

環境省は国立公園を、日本を代表するすぐれた自然の風景地を保護するために開発などを制限し、自然に親しむ利用がしやすいよう情報提供や施設整備を行う場所で、環境大臣が自然公園法にもとづいて指定し、国が直接管理する自然公園だと説明しています。この記事の指定日・面積・都道府県は、環境省の「国立公園一覧」(2026年11月1日確認)によります。番号は同じ一覧の番号で、おおむね北から南の順です。

北海道・東北の国立公園(10か所)

北海道に7か所、東北に3か所あります。北海道の日高山脈襟裳十勝国立公園は、面積でも35か所のなかで最大です。三陸復興国立公園は、1955年に陸中海岸国立公園として指定され、2013年に区域を拡張して三陸復興国立公園として指定されました。

北海道・東北の国立公園(環境省「国立公園一覧」より作成)
番号国立公園指定日面積(ha)都道府県
1利尻礼文サロベツ国立公園1974年9月20日24,512北海道
2知床国立公園1964年6月1日38,954(陸域のみ)北海道
3阿寒摩周国立公園1934年12月4日91,413北海道
4釧路湿原国立公園1987年7月31日28,788北海道
5大雪山国立公園1934年12月4日226,764北海道
6日高山脈襟裳十勝国立公園2024年6月25日245,668(陸域のみ)北海道
7支笏洞爺国立公園1949年5月16日99,473北海道
8十和田八幡平国立公園1936年2月1日85,534青森県・岩手県・秋田県
9三陸復興国立公園2013年5月24日(前身の陸中海岸国立公園は1955年5月2日)28,539(陸域のみ)青森県・岩手県・宮城県
10磐梯朝日国立公園1950年9月5日186,375山形県・福島県・新潟県

関東・中部の国立公園(10か所)

関東から中部にかけての10か所です。1934年12月4日指定の日光国立公園と中部山岳国立公園、1936年指定の富士箱根伊豆国立公園などが含まれます。尾瀬国立公園(2007年)と妙高戸隠連山国立公園(2015年)は比較的新しい指定です。東京都の小笠原国立公園は1972年の指定です。

関東・中部の国立公園
番号国立公園指定日面積(ha)都道府県
11日光国立公園1934年12月4日114,908福島県・栃木県・群馬県
12尾瀬国立公園2007年8月30日37,222福島県・栃木県・群馬県・新潟県
13上信越高原国立公園1949年9月7日151,053群馬県・新潟県・長野県
14妙高戸隠連山国立公園2015年3月27日39,772新潟県・長野県
15秩父多摩甲斐国立公園1950年7月10日126,259埼玉県・東京都・山梨県・長野県
16小笠原国立公園1972年10月16日6,629(陸域のみ)東京都
17富士箱根伊豆国立公園1936年2月1日121,755(陸域のみ)東京都・神奈川県・山梨県・静岡県
18中部山岳国立公園1934年12月4日174,323新潟県・富山県・長野県・岐阜県
19白山国立公園1962年11月12日49,900富山県・石川県・福井県・岐阜県
20南アルプス国立公園1964年6月1日35,752山梨県・長野県・静岡県

近畿・中国・四国・九州・沖縄の国立公園(15か所)

近畿から沖縄までの15か所です。瀬戸内海国立公園は兵庫県から大分県まで10県にまたがり、関係する都道府県の数がもっとも多い国立公園です。沖縄県の3か所のうち、慶良間諸島(2014年)とやんばる(2016年)は2010年代の指定で、西表石垣は1972年の指定です。鹿児島県の屋久島(2012年、霧島屋久国立公園から分かれて指定)と奄美群島(2017年)も2010年代に指定されました。

近畿・中国・四国・九州・沖縄の国立公園
番号国立公園指定日面積(ha)都道府県
21伊勢志摩国立公園1946年11月20日55,544三重県
22吉野熊野国立公園1936年2月1日61,406(陸域のみ)三重県・奈良県・和歌山県
23山陰海岸国立公園1963年7月15日9,006(陸域のみ)京都府・兵庫県・鳥取県
24瀬戸内海国立公園1934年3月16日67,280(陸域のみ)兵庫県・和歌山県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・福岡県・大分県
25大山隠岐国立公園1936年2月1日35,097(陸域のみ)岡山県・鳥取県・島根県
26足摺宇和海国立公園1972年11月10日11,345(陸域のみ)愛媛県・高知県
27西海国立公園1955年3月16日24,646(陸域のみ)長崎県
28雲仙天草国立公園1934年3月16日28,355(陸域のみ)長崎県・熊本県・鹿児島県
29阿蘇くじゅう国立公園1934年12月4日73,017熊本県・大分県
30霧島錦江湾国立公園1934年3月16日36,605(陸域のみ)宮崎県・鹿児島県
31屋久島国立公園2012年3月16日24,566(陸域のみ)鹿児島県
32奄美群島国立公園2017年3月7日42,196(陸域のみ)鹿児島県
33やんばる国立公園2016年9月15日17,352(陸域のみ)沖縄県
34慶良間諸島国立公園2014年3月5日3,520(陸域のみ)沖縄県
35西表石垣国立公園1972年5月15日40,658(陸域のみ)沖縄県

指定された年の順にみる国立公園

環境省によると、日本では1911年(明治44年)に「日光を帝國公園となす請願」が議会に提出され、1931年(昭和6年)の国立公園法の制定を経て、1934年に最初の国立公園が指定されました。1957年(昭和32年)には国立公園法が全面的に改められて自然公園法が制定され、国立公園・国定公園・都道府県立自然公園という現在の体系ができました。

指定された年ごとの国立公園(環境省「国立公園一覧」の指定日による。名称は現在のもの)
年数国立公園
19348瀬戸内海、雲仙天草、霧島錦江湾、阿寒摩周、大雪山、日光、中部山岳、阿蘇くじゅう
19364十和田八幡平、富士箱根伊豆、吉野熊野、大山隠岐
19461伊勢志摩
19492支笏洞爺、上信越高原
19502秩父多摩甲斐、磐梯朝日
19551西海
19621白山
19631山陰海岸
19642知床、南アルプス
19723西表石垣、小笠原、足摺宇和海
19741利尻礼文サロベツ
19871釧路湿原
20071尾瀬
20121屋久島
20131三陸復興
20141慶良間諸島
20151妙高戸隠連山
20161やんばる
20171奄美群島
20241日高山脈襟裳十勝

現在の35か所のうち、1934年に指定された8か所と1936年の4か所を合わせた12か所が、戦前に指定された国立公園です(名称や区域はその後変わったものを含みます)。現在の35か所の指定日でみると、1987年の釧路湿原のあと2006年までは指定がなく、2007年の尾瀬以降は、2012年の屋久島、2014年の慶良間諸島、2015年の妙高戸隠連山、2016年のやんばる、2017年の奄美群島、2024年の日高山脈襟裳十勝と、数年おきに指定が続いています。三陸復興国立公園は、表では2013年の指定として数えています。

面積が広い国立公園・狭い国立公園

環境省の一覧の面積で並べると、もっとも広いのは日高山脈襟裳十勝国立公園の245,668ha(陸域のみ)、もっとも狭いのは慶良間諸島国立公園の3,520ha(陸域のみ)です。海の区域を持つ公園は陸の面積だけが示されているため、海を含めた広さの比較ではない点に注意が必要です。

面積が広い国立公園(上位5か所)
順位国立公園面積(ha)
1日高山脈襟裳十勝国立公園245,668(陸域のみ)
2大雪山国立公園226,764
3磐梯朝日国立公園186,375
4中部山岳国立公園174,323
5上信越高原国立公園151,053
面積が狭い国立公園(下位5か所)
順位(狭い順)国立公園面積(ha)
1慶良間諸島国立公園3,520(陸域のみ)
2小笠原国立公園6,629(陸域のみ)
3山陰海岸国立公園9,006(陸域のみ)
4足摺宇和海国立公園11,345(陸域のみ)
5やんばる国立公園17,352(陸域のみ)

都道府県別の国立公園の数|国立公園がない府県は6つ

環境省の一覧の「都道府県」の欄をもとに、都道府県ごとに数えました。一つの国立公園が複数の都道府県にまたがる場合は、それぞれの都道府県で1か所と数えています。もっとも多いのは北海道の7か所で、新潟県と長野県が5か所、鹿児島県が4か所で続きます。茨城県・千葉県・愛知県・滋賀県・大阪府・佐賀県の6府県には国立公園がありません。

都道府県別の国立公園の数(環境省「国立公園一覧」の都道府県欄から集計)
都道府県数国立公園
北海道7利尻礼文サロベツ、知床、阿寒摩周、釧路湿原、大雪山、日高山脈襟裳十勝、支笏洞爺
青森県2十和田八幡平、三陸復興
岩手県2十和田八幡平、三陸復興
宮城県1三陸復興
秋田県1十和田八幡平
山形県1磐梯朝日
福島県3磐梯朝日、日光、尾瀬
茨城県0—
栃木県2日光、尾瀬
群馬県3日光、尾瀬、上信越高原
埼玉県1秩父多摩甲斐
千葉県0—
東京都3秩父多摩甲斐、小笠原、富士箱根伊豆
神奈川県1富士箱根伊豆
新潟県5磐梯朝日、尾瀬、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳
富山県2中部山岳、白山
石川県1白山
福井県1白山
山梨県3秩父多摩甲斐、富士箱根伊豆、南アルプス
長野県5上信越高原、妙高戸隠連山、秩父多摩甲斐、中部山岳、南アルプス
岐阜県2中部山岳、白山
静岡県2富士箱根伊豆、南アルプス
愛知県0—
三重県2伊勢志摩、吉野熊野
滋賀県0—
京都府1山陰海岸
大阪府0—
兵庫県2山陰海岸、瀬戸内海
奈良県1吉野熊野
和歌山県2吉野熊野、瀬戸内海
鳥取県2山陰海岸、大山隠岐
島根県1大山隠岐
岡山県2瀬戸内海、大山隠岐
広島県1瀬戸内海
山口県1瀬戸内海
徳島県1瀬戸内海
香川県1瀬戸内海
愛媛県2瀬戸内海、足摺宇和海
高知県1足摺宇和海
福岡県1瀬戸内海
佐賀県0—
長崎県2西海、雲仙天草
熊本県2雲仙天草、阿蘇くじゅう
大分県2瀬戸内海、阿蘇くじゅう
宮崎県1霧島錦江湾
鹿児島県4雲仙天草、霧島錦江湾、屋久島、奄美群島
沖縄県3やんばる、慶良間諸島、西表石垣

国立公園と国定公園の違い

環境省の比較表によると、国立公園と国定公園はどちらも環境大臣が自然公園法にもとづいて指定します。違いは指定の要件と管理の担い手です。国立公園は「我が国の風景を代表するとともに、傑出した自然の風景を有する地域」が対象で、管理の責任者は環境省です。国定公園は「国立公園に準じて傑出性が高い自然の風景を有する地域」などが対象で、管理の責任者は都道府県です。都道府県立自然公園は、都道府県知事が都道府県の条例にもとづいて指定します。

国立公園の中は、公園計画によって特別保護地区、第1種〜第3種特別地域、海域公園地区、普通地域の6つの地種区分に分けられ、区分に応じて開発などの行為が許可制や届出制で規制されています(環境省「歴史と制度」)。

よくある疑問

Q. 日本で最初の国立公園は? A. 1934年3月16日に指定された瀬戸内海・雲仙・霧島の3か所です(環境省)。現在の名称では、瀬戸内海国立公園、雲仙天草国立公園、霧島錦江湾国立公園にあたります。

Q. いちばん新しい国立公園は? A. 2024年6月25日に指定された日高山脈襟裳十勝国立公園です(2026年11月時点)。面積も245,668ha(陸域のみ)で、35か所のなかでもっとも広い国立公園です。

Q. 国立公園の数はこれからも変わる? A. 新しい指定や、区域の分離・名称の変更で変わることがあります。最新の数は環境省の「国立公園一覧」で確かめてください。この記事の数字は2026年11月1日に確認したものです。

参考資料

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